長谷川 英毅
「このかぶせ物は何年もちますか」と言うことをよく聞かれます。ついつい聞いてしまうのかと思いますが、どのようなものでも作ったものであればいつかは修理などをしていかなければなりませんし、そのもの自体は大丈夫でも周りが虫歯になったり歯周病になりかぶせ物などが使えなくなるということはよくあります。ましてや口の中というのは温度、湿度、菌、咬む力、悪習癖など様々な要素が影響してくるのでより一層難しくなってきます。ただ私たち歯科医師はみな患者さんが喜んでくれるように、科学的根拠に基づいて日々治療をしています。補綴装置を作ってくれる技工士さんも理論に基づいて制作し、治療したまわりから虫歯などにならないように衛生士さんも口腔衛生指導をしてくれます。
時間とともに環境、状況が変わるように口の中も年齢とともに変化していきます。今現在のベストな状態に持っていきより長く維持していくことが大切です。
コバルトコーヌスという治療法があります。これは審美的に優れている、患者さん自身のお手入れがし易い清掃性が高い、不具合が生じたときに修理修正ができる。などの利点があります。もちろん欠点はありますが、修理改変を続けながら長期にわたって使用できる補綴装置です。
是非ともここのホームページを詳しく見てみてください。
早く世の中が落ち着くといいですね。