綠野 智康
横浜市南区のアス横浜歯科クリニックに勤務しております綠野と申します。
今回は私が思う「プロフェッショナル」について書かせて頂こうと思います。
まず、「プロフェッショナル」を辞書で調べると、専門的・職業的・専門家・職業としてそれを行う人。などと記されています。
広義の意味ではその分野で収入を得ているならばプロと呼ばれるわけですが、周りの人たちから真のプロフェッショナルとして認められている方はそう多くないと思います。
そんな中で、今年3月に完結編が公開となり、昨今話題となっている大人気アニメ、エヴァンゲリオンの総監督である庵野秀明さんもそんな真のプロフェッショナルの一人であると私は思います。
庵野監督自身、その独特なキャラクターも話題になっていますが、幼少期から好きなものへの探求心はかなりのものであり、面白い作品を作るためには、自分の命を削るところまで追い込み、完成した作品は芸術的とまで言われています。しかしながら、自分を追い込み過ぎて、時には心が壊れてしまう時期もあったそうです。
一つの事に真剣に取り組み、より高みを目指すこの姿勢は、まさに真のプロフェッショナルと言えるのではないでしょうか。
歯科医療を提供している私も、高いクオリティーの医療を提供し、多くの患者さんに喜んで頂けるために、日々邁進しておりますが、そんな中で出会ったものの一つにコバルトコーヌスという治療法があります。
ホームページ上にも記載はありますが、コバルトコーヌス治療には非常に高度な技術が必要となってきます。
歯科医師の技術力も当然必要ですが、この精密補綴装置を製作するには歯科技工を担っているテクニシャンの方々の非常に高い技術力も求められます。そして、診療をサポートしてくれるスタッフも含め、皆の力が合わさって完成されていく、もはや一つの芸術作品ではないでしょうか。
庵野監督の作品とコバルトコーヌス治療は「芸術的」という観点からもリンクする部分があると感じています。
また、庵野監督は映像作品等の製作の傍らで、アニメや特撮技術を後世に残すため、2017年にNPO法人を設立しました。
完成度の高い技術をどのように継承していくかという点も、プロフェッショナルであるならば考えなければならない点であります。
アニメーション分野と歯科医療分野、一見異なるような世界でも、良い作品を作りたいという発想と良い医療を提供したいという発想は共通しているのではないかと思います。
私たちCK.Partyでは、プロフェッショナルとして精度の高いコバルトコーヌス治療の提供と、その技術の継承をしっかりと行えるよう、今後も情報を発信していきたいと思っています。