木村 匡司
ようこそコバルトコーヌスの世界へ!
埼玉県の片田舎で開業している木村歯科医院の木村と申します。
縁あってコバルトコーヌスの世界にはまり込んでいます。
もとから口腔外科系でインプラントは専門医です。
インプラント学会でも高齢化社会に向けて寝たきりや長期入院のインプラントの管理は、インプラントの上に入れ歯を置くタイプのオーバーデンチャーと、取り外せる義歯としてコーヌス義歯しかないと提言しています。
ところがインプラント学会でコーヌスを手掛けている先生方は少ないと思われますので、今後の私のライフワークとしてコバルトコーヌス義歯を勉強させていただくとともに、インプラントとコバルトコーヌスの融合を進めていこうと思っております。
人生100年時代と言われ健康寿命が延びてる今、昔であれば仕事の定年60歳をめどに歯もあきらめてる方が大勢いました。
今はそこからの第2の人生でもおいしく噛める時代になりました。
私たちの推奨するコバルトコーヌス義歯は、おいしく噛めて今後の高齢社会にもマッチする究極の管理できる入れ歯です。
ひと昔前は、取り外しの入れ歯だからいやだという事で固定性のインプラントがはやりました。
今はコーヌス義歯でインプラントに頼るだけでなく、取り外しで管理できる入れ歯なのにおいしく噛めるという時代なのです。
このおいしく噛めるという事は健康には重要な事で、噛めて歩ける人が健康で長生きという事は明白な事なのです。
それに対応した世界初のコバルトクロムという材料でのコーヌス義歯は画期的な治療法としてこれからの歯科業界に革命をもたらすと思っています。
日本では寝たきりになったら快適になるように電動ベッドなどに力を入れていますが、ヨーロッパでは寝たきりにならないようにに力を入れ、すでに多くの国では歯の重要性を認識し歯科治療に国の予算を付けています。
その結果むしろ他の病気が減り医療費を削減できたという結果が出ています。
日本では総医療費が42兆円もある中、歯科医療費はたった2.6兆円です。
そして日本の歯科医療は病気になったら保険が効く制度で予防の観念がありません!
前もって噛めるようにしておくことが健康長寿の道なのに、歯を失った場合だけ保険で入れ歯が作れます。
そして保険の定義は最低限の機能回復なので、おいしく噛める事やきれいな歯を入れる事が含まれていません。
保険適用ではないですが、噛み応えがありおいしく噛め、しっかり管理をすることができるコーヌス義歯はすでにヨーロッパでは最終義歯と呼ばれ多くの実績を積んでおります。
老後安心して暮らせる代表がヨーロッパ諸国と考えると歯を重要視していることが国民を幸せにする一番の近道ではないかとも思えます。
私たちのグループでは、そのコーヌス義歯の材質を今までの金合金から軽くて丈夫で生体親和性の良いコバルトクロムで製作する事に成功しています。
残念ながらその技術の難しさから普及するには時間がかかりそうです。
そこで技術の粋を集めた中込氏を中心に、普及させるための論文執筆や参考本の発行などを行う仲間がここに集いました。
私たちは、これからの新しいおいしく噛める義歯、そして寝たきりになっても管理できるコバルトコーヌス義歯を普及させていきたいと思います。